下部構造を選ばない対応力
ギャングネイルトラスは北米のツーバイフォー工法を起源とするシステムですが、ツーバイフォー工法だけではなく、木造軸組工法の建物から、RC(鉄筋コンクリート)造やS(鉄骨)造との混構造など、下部の構造を問わずに幅広く対応します。
また、ご要望により、トラスだけではなく構造躯体一式での供給も行っていますので、ご相談ください。さらに、小屋組トラスと床組トラスは、耐火建築物にも使用可能ですから、安心して広くご利用いただけます。
多彩な屋根形状を実現
寄棟や切妻はもちろん、マンサード屋根や陸屋根、R屋根もトラスで施工できます。また、小屋裏を利用する場合や勾配天井にも専用のトラスで対応。屋根形状や室内の設計に最適なトラスが、さまざまな用途・規模の建物の建築に役立ちます。特殊な形状の小屋組についてもご相談ください。ご要望に応じてご提案させていただきます。
切妻屋根
単純な三角屋根で対する二面が勾配を持ち、残り二面が妻面を持つ古来から最も多く用いられている小屋形状


寄棟屋根
全ての壁が勾配を持ち、隣り合う面と棟を構成する近年最もポピュラーな屋根形状


切妻屋根(勾配天井)
トラス下弦材に勾配を持たせて勾配天井を構成する


切妻屋根(小屋裏利用)
勾配を大きめに取り、小屋裏利用を目的とした屋根


マンサード屋根(丸屋根)
屋根面の勾配が途中で変わる屋根。応用として屋根面をより多角とすることで丸屋根(ボウストリングトラス)が可能


陸屋根(片流れ屋根)
1つだけの屋根面を持ち、他は全て妻となる。水下側には立上りを設けてそこから勾配に上がっていく(水勾配)。
屋根勾配を付けた場合は片流れ屋根となる。


床トラスにも対応
- ツーバイフォー工法用製材をギャングネイルで接合した、平行弦トラスです。
- 構造計算により、トラスの高さ、長さを自由に設計できます。基本的には両端2点支持ですが、中間支点をとりたい場合にも対応可能です。
- トラス幅は平使いの場合 89mmあり、置くだけで安定するので設置・施工が簡単です。
- 高気密・高断熱住宅の換気ダクトなどの太い配管や電気配線も、床根太方向を気にせず、自由な配置が可能になります。
床組トラス設計例
使用材料:上・下弦材 SPF甲種 特級 402
:枝束材 SPF甲種 2級 402
固定荷重:660N/m2(トラス自重含む)
積載荷重:1800N/m2
トラス間隔:@455mm以内
トラスの高さ | トラスの幅 | スパン (トラスの長さ) | 最大たわみ | Webのすき間 (D) | このトラスと 同サイズ2×4製材 |
336mm | 89mm | ≦5460mm | 9mm | 120~200mm | 414 |
387mm | 89mm | ≦5915mm | 9mm | 180~230mm | 416 |
450mm | 89mm | ≦6370mm | 9mm | 240~280mm | - |
トラス高さ336mm スパン≦5460mm 最大たわみ9mm

トラス高さ387mm スパン≦5915mm 最大たわみ9mm

トラス高さ450mm スパン≦6370mm 最大たわみ9mm
